喜の向くままスマホゲームブログ

当ブログは東アジアのスマホゲームについて「喜の向くまま」に書いていくものです。中国関連の話題が多めになると思います。

2020年、私が注目したスマホゲームはどうなったのか

早いもので、2020年という激動の1年も間もなく終わろうとしている。この特異な年においても数多くのスマホゲームがリリースされ、不謹慎かもしれないがこのような状況下において自宅でも楽しめるエンタメの1つとしてゲームは例年以上に関心を集めた。そんな中で今年のスマホゲームについて簡単に振り返りを行いたいのだが、ちょうど今年早々に私が以下のような記事を書いていた。果たして私が期待作として挙げたタイトルたちはどう評価されたのか、リリース済みのものから見ていくとしよう。

①原神

もはや説明不要の感もあるが、Google Play ベストゲーム 2020とApp Store Best of 2020 ベストiPhoneゲームに選出され、さらにThe Game Award 2020 ベストモバイルゲーム賞およびベストRPGゲーム賞にノミネートされた今年を代表するタイトルである。私も最注目作として位置付けていたがその期待通りの結果となった。

余談だが昨年も当ブログで紹介した『Sky 星を紡ぐ子どもたち』がApp Store Best of 2019 ベストiPhoneゲームに選出されている。当ブログで扱うタイトルは数としてはかなり少ないほうだと思うが、その中から2年連続でこういった賞に選出されるタイトルをしっかり紹介できているのは個人的にも自信になる。

さて本作に話を戻すと、一言でいえば規格外という言葉に尽きる。スマホ・PC・PS4同発で世界同時リリースもそうだし、従来のスマホゲームとは一線を画すプレイフィール、クオリティ、スケール感。正直来年原神クラスのタイトルが出てくるかと聞かれたら、絶対出てこないとは言えないが1つ出るかどうかくらいだと思うし、出てこなくても全く驚きはない。中国では原神に続けと言わんばかりにオープンワールド系のタイトルが続々と用意されているようだが、本作に迫れるかとなると疑問符をつけざるを得ない。miHoYoの開発力の賜物だと思うが、それくらい異質なタイトルが今までのスマホゲームの文脈とは全く違うところから現れたということである。

今年最注目の本作は来年も要注目であることに変わりない。どこまで世界が拡張しどんな体験を提示してくれるのか1プレイヤーとして楽しみである。

 

OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者

スマホゲーム市場に向けて旅立った本作、その船出は順調と言っていいだろう。コマンドバトルの楽しさ、音楽の心地よさ、シナリオの重厚感…。あらゆる部分にJPRGの面白さが詰まっている。今後のロードマップもある程度先まで公開されているし、シングルプレイRPGとしてじっくり遊ぶことができるだろう。

来年本作に期待することとしては海外展開だろうか。国産のスマホゲームが海外でも同じ熱量で支持されるケースはあまり多くないが無印で海外実績のある本作なら…という期待だ。国内市場はここ数年海外勢に押され気味だが、日本から打って出るコンテンツとして飛躍してほしい。

 

ラクガキ キングダム

年内のリリースは間に合わなかったものの、年明け早々の1月下旬リリースが決定ということで年度内には間に合うようだ。遅延の理由としてはCβTで明確になった問題点を改修していたということで満を持しての登場となるだろう。

本作の特徴は何といってもプレイヤーが描いた絵が3Dキャラとなって動くという唯一無二の仕様である。どこまで正確にキャラが描けるのかは分からないが、自分でキャラが生み出せるということは分かりやすく言うなら炭治郎を描き起こしてしまうのもアリだと思うし、パーティーメンバーにルフィや孫悟空がいてもいいということである。他のゲームでも多くのIPとコラボした結果ドリームチームが出来上がることはあるが、それはゲーム側がコラボする必要がある。本作の場合はそれをプレイヤーたちが自らの力で実現できてしまうかもしれないところに価値があると思うのだ。今がSNS全盛であることも踏まえればそこを起点にコンテンツに火が付く可能性もあり、個人的にはダークホース的な立ち位置にある作品だと認識している。リリースを待ってどこまで自由にラクガキができるのか確認してみたい。

 

ウマ娘 プリティーダービー

こちらも年内には間に合わなかったが、先日来年2月24日にリリース予定とアナウンスされた。事前登録開始からかなりの年月が経ったが、待ちに待ったとはまさに本作のためにある言葉ではないかと感じてしまう。ちょうどTVアニメ第2期の放映期間中ということもあり十分に熱を帯びた状態から待望の出走となる。おそらく2021年最初のメガヒット作は本作になるだろう。

最近国産のスマホゲームは既存IPを活用したタイトルのヒットが多く、新規IPは立ち上げに苦戦している。そのためオリジナルの新作ヒットは原神をはじめ海外産が席巻している傾向が続いている。そんな中でこのウマ娘が走り出すことで新しい風を吹かせてくれるだろうと信じている。

 

2021年もコロナウイルスの影響は多分に残っているから明るい幕開けは難しいだろうが、面白いを提供するスマホゲームは必ず現れる。来年の注目作については私も十分に追えてないが、このような状況だからこそ1本でも多くそう言ったタイトルに出会いたいものだ。