喜の向くままスマホゲームブログ

当ブログは東アジアのスマホゲームについて「喜の向くまま」に書いていくものです。中国関連の話題が多めになると思います。

【雑記】2020年、日本と中国のスマホゲームに期待すること【後編】

さて、後編では予定通り個人的視点による日中の今年の期待作を紹介していきたい。表題の「期待すること」としてはもう「とにかく面白いゲームをいっぱい作ってくれ!」としか言いようがないので、現時点で存在が明らかになっている中で「これ面白そう…!」と思うタイトルをいくつか紹介したい。もちろん私自身の好みもガッツリ反映されているし、うまくいってほしいという希望すらも含まれている点はあしからず…。

 

まず、最も期待しているのが『原神』だ。これは私が『ゼルダの伝説』シリーズのファンであり、また自分でキャラをガシガシ動かして自由に探索するタイプのゲームが好物であることも大いに影響しているのだが。

昨年6月にその存在が明らかになると、すぐにとある反応が各方面からあがった。それは「『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(以下:BotW)』に似すぎ(パクリである)」というものだ。実際私も最初にPVを見た時は同じ印象を抱いてしまったのだが、それと同時に「これスマホでできるの?」という純粋な驚きや期待もあった。

「BotWにそっくりなゲーム」として知名度が上がると日を追うごとに話題にされることも増え、注目度は高まっていった。さらに8月にはなんとPS4でもリリースされることが明らかになったのだ。確かにゲーム内容としてはコンシューマでプレイできても何一つ違和感などない(むしろそのほうが自然だ)し、おそらくこれにより日頃コンシューマゲームをメインにプレイしているユーザーからも一層認知されることとなっただろう。

そして迎えた9月、東京ゲームショウ2019でプレイアブル出展されるということで、この機会を逃すわけにはいかないと早速ビジネスデイ初日に幕張メッセへ向かった。ブースに到着し待つことおよそ1時間半、ようやく順番が回ってきた。本当にただのBotWのパクリなのか、それとも全く違うゲームなのか、自分でプレイして確かめるほかあるまい。

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試遊時間は12分、割と長めに用意してもらえたと思っていたのだが、これは間違いだった。目の前に広がるオープンワールドを自由に探索していたら、12分なんて本当に一瞬でしかなかったのだ。いかにも何かありそうな場所があったら行きたくなるのがゲーマーの性だし、あたりを見渡せば「あそこにも何かありそう」となって好奇心をかきたてられてしまう。

では試遊を踏まえたうえで、肝心の「原神はBotWのパクリか?」についての私の見解だが……申し訳ない、今の段階では答えられないというのが正直なところだ。

なぜか。確かに広大なフィールドを様々な手段を駆使して探索し世界を解き明かしていく感はBotWに通じるものがあるし、アートも似ていると言わざるを得ない。だがアクションというか戦闘部分に目を向けると、『崩壊3rd』で培われたスマホアクションゲームに似た姿が見てとれる。複数のキャラを切り替えつつスキルを使って戦う様はまさにおなじみのスマホアクションゲームのそれで、少なくともこの点において「これはBotWでしょ」とはならなかったからだ。

はっきりと答えを出すためには、これはもう正式リリースされたものを腰を据えてじっくりとプレイするしかない。12分というわずかな試遊時間で答えを出そうとすることがおこがましかったのだ。だがそもそもパクリか否かを判断するためにゲームをプレイするというのも本来あるべき遊び方や楽しみ方ではないと思うし、スマホでもこれだけのスケールのゲームがプレイできることを喜びつつ、今度こそ原神の世界に時間を忘れて思いっきり浸ってみたいという気持ちのほうが圧倒的に強い。

1つ言えるとすれば、正式リリースされる時点での原神はBotWのパクリという評価から脱却した状態である可能性は大いにある、ということだ。実は昨年6月のCβT後に制作陣からのメッセージが届けられたのだが、その内容として「BotWを含む複数のオープンワールドのゲーム(Falloutシリーズやアサシン クリードシリーズ)をプレイしたこと」「BotWやGTAシリーズから学びがあったこと」や「原神はオンラインゲームではあるが、MMORPGではなく、PvPやPKは志向していないこと」などが綴られていたのだ。おそらく基本無料のゲームになるだろうし、そこにオンライン要素も加わればBotWとはプレイフィールが違うゲームになることも想像に難くない。だから私は原神が新たな冒険の舞台へと導いてくれると信じてリリースの時を待ちたいのだ。

 

期待を抱かせてくれるタイトルはまだまだある。次に紹介したいのは『ラクガキ キングダム』だ。特徴は何といっても自分の描いた絵がそのまま立体化し動き出す「ラクガキシステム」だ。もうこの説明だけでもワクワクしてしまう。もちろんこのようなシステムを搭載したスマホゲームは今まで1つとしてなかったはずだ。

自分が描いた絵をキャラとして育成し物語を進める育成RPGになるとのことで、キャラがゲーム側から与えられるのではなく自ら生み出した存在であるため、愛着のわき方が他のゲームとは異質なものになるのではないかと期待している。

また昨今のスマホゲームではSNS(主にTwitter)での盛り上がりというのも重要な要素だが、本作の場合は自分が描いた絵を投稿すると、それに対するリアクションがあるという想定が具体的にイメージできるのもいい。絵心のある人、例えば専業のイラストレーターが「某作品の○○描きました!」というのも話題のきっかけになるだろう。

惜しむらくは私自身に絵心が全くないということだ。しかし絵に自信がない方も安心してほしい。作成したキャラは「ラクガキガレージ」というところに投稿でき、そこから他のプレイヤーが描いたキャラを無料でダウンロードできるようになっているのだ!ただ、どうしても自分が描いたキャラを育てたいという人もいるだろう。うまい絵が描けなくても、不格好なキャラでも愛情を注いで育てればきっとカッコかわいいキャラにも負けないくらい輝いてくれる…はず!本作が気になった方は、リリースまでの期間で絵を描く練習をするのもいいかもしれない…?

 

上述の2作品とは異なり、1人でコツコツとプレイしたいという方には『OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者』を紹介したい。The Game Awards 2018において複数部門でノミネートされた『OCTOPATH TRAVELER』において8人の主人公が旅をしたオルステラ大陸の数年前が舞台となったシリーズ最新作で、今作もシングルプレイ用のRPGとなっている。

特徴であるHD-2Dのグラフィックは今作でも健在で、バトルもブレイクやブーストなど前作と同じようなシステムのもと繰り広げられるようだ。

私が気になっているのはフィールドコマンドの部分。前作ではNPCが持つアイテムを盗んだりすることで序盤にもかかわらず強力な武器を手に入れて戦うことができるなどハチャメチャな遊び方も可能で、この要素も前作を特徴づける1つだった。だが今作は基本無料+アイテム課金方式、さすがにこれをやるのはバランス調整の観点で難しいのでは…と思っているのだが、公式サイトでは聞き出す、ねだる、雇うなどのコマンドがあることが確認できる。ねだる…ということは、武器などゲームバランスに大きな影響を及ぼしかねないものは難しいとしても、ゲームへの影響軽微なアイテムを譲ってもらったりは可能なのだろうか。

もともとは2019年内のリリースを予定していたが、ストーリーの追加をメインに運営していく方針のため、そのストーリーを質量ともに安定して供給するために当初のスケジュールから遅らせてのスタートとなるようだ。ということはリリース後も十分なストーリーボリュームがあるということだろうから、骨太なRPGとして我々の前に姿を見せてくれることを期待したい。

 

様々な要因によるスケジュールの遅延など開発の難しさを感じさせる期待作と言えば忘れてはならないタイトルがある。そう、『ウマ娘 プリティーダービー』だ。プレイヤーはトレーナーとなり、歴代の名馬の名を冠する「ウマ娘」を育成してレースでの勝利を目指す。レースに勝利したウマ娘はその後のウイニングライブでセンターポジションに立ってパフォーマンスを披露してくれる。

最初にトレーラーを見た時、ウマ娘たちが走る姿のシュールさに思わずよくない意味で笑ってしまったのを覚えている。事前登録が始まったのは2018年の3月だが、それ以前から各種メディアミックスなど多角的な展開を行っており相当に気合の入ったプロジェクトであると感じられた。

そして2018年4月にはTVアニメが放送された。意外にも熱いスポ根もの(私見)として描かれ、中には「あの日誰もが見たいと願ったはずだが、誰も見ることができなかった瞬間」も丁寧に表現されていて、放送が終わる頃にはウマ娘たちが走る姿をあざ笑って見ていた過去の私はもう跡形もなく消え去り、気づけばすっかり作品のファンになっていた。

そしてアニメ放送が終わり、いよいよゲームも「出走」か!と思われたが、ここから度重なるリリース延期やコンテンツプロデューサーの退任など紆余曲折を経て今に至る。しばらく音沙汰がない時期があったりして、開発が頓挫してしまってもうゲームはリリースされないのではないかと不安になった方もいたかもしれない。

だが、ウマ娘たちは我々の見えないところで懸命に走り続けていた。昨年末に久方ぶりに開発状況が伝えられ、2020年の配信を目指していると明かされた。我々にできることは進捗を見守ることだけだが、いつかそう遠くない未来で自らが育て上げたウマ娘がレースやライブで輝く姿を「見守る」ことができる日が来ることを願っている。

 

以上の4作品が私が今年特に注目、期待しているルーキーたちだ。他にもリリースを控えるタイトルは非常に多く、それゆえに扱いきれなかったり存在を失念してしまっていたりもする。あるいは突如として嵐のようにやって来るキラータイトルが現れるかもしれない。多くのタイトルが新しい魅力でプレイヤーを楽しませてくれることを期待しつつ、私も更なる進化を遂げたスマホゲームを「喜」の向くままに探していきたい。

 

関連リンク

原神 公式サイト

ラクガキ キングダム 公式サイト

OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者 公式サイト

ウマ娘 プリティーダービー 公式サイト

【雑記】2020年、日本と中国のスマホゲームに期待すること【前編】

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。新年快乐!

今回はタイトルレビューではなく、日中両国の今年のスマホゲームに関する展望というか期待というか、そういったことを記したいなと。まずは前編として、昨年はどんな新作が登場したのかを簡単に振り返りたい。

日本も中国も多くの新作がリリースされたが、その中で脚光を浴びるものがある一方、残念ながら日の目を見ずにひっそりと消えていくタイトルも少なくない。全てを挙げるのはキリがないので代表的なものに触れることにしよう。

 

日本については、当ブログよりも詳しく振り返っているメディアがある気がする(むしろあってほしい…!)のであっさり目に。1番のトピックはドラゴンクエストウォーク』だ。もちろんビジネス的にも。この規模のヒット作が出てきたのは久々な感じがする。

その他、注目を集めたのはマリオカート ツアー』をはじめやはりIPタイトルが多かった気がしているが、他方突如出現した『ワールドフリッパー』や当ブログでも取り扱った『アーチャー伝説』『Epic Seven』はNonIPタイトルとして健闘したと言えるのではないか。

 

では中国はというと、私もよく利用しているTapTapが「TapTap 年度游戏大赏(GAME AWARDS)」という賞を独自に設けており、複数の部門に分けられたノミネート作品群の中からその年を代表する作品を様々なゲームのプロデューサーや一般ユーザーの投票により決定し表彰しているのだが、2019年の結果がつい最近公布されたのだ。こちらを参考に昨年の中国やアジアのスマホゲームの動向を探ってみよう。

 

栄えある「最佳游戏(Best Game)」に選ばれたのは『明日方舟』だ。端的に言うなら、重めでかつ非常に丁寧に描かれた世界観設定のもとで繰り広げられるキャラゲー×タワーディフェンスという印象だ。ステージに配置するキャラには向きの概念があり、押し寄せる敵に対し適切なキャラを適切な位置に適切な向きで配置すると戦力としてより輝くことがタワーディフェンスの戦術性の部分を強めている。

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ついでに言うと、「最佳游戏」だけでなく「最具影响力国产游戏(Most Influential China-developed Game)」と「最受玩家喜爱游戏(Gamer's Choice)」の計3部門で大賞を受賞しており、一般ユーザーからも最も支持されるあたり、まごうことなき昨年の中国No.1スマホゲームと言えるだろう。そしてご存知の方も多いだろうが、本作は『アークナイツ』として2019年度中の日本版リリースが予定されている。満を持しての到来を期待せずにはいられない。

 

次に、「最佳玩法(Best Gameplay)」に選ばれたのは…日本でも話題となった『弓箭传说(アーチャー伝説)』だ。私もドハマリしてしまったので当ブログでもたまらず記事を書いたが、あの時私が感じた中毒性にどうやら海外のゲーマーたちもあてられてしまったのだろう。やっていることは極めてシンプルなはずなのに、いやシンプルだからこそいつまでもプレイできてしまうあの感覚はたまらない。アジア圏では幅広くプレイされており、中でも韓国では特に賑わっているようだ。

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そして「最佳独立游戏(Best Indie Game)」に輝いたのは…AppleのBest of 2019にも選ばれた『光·遇(Sky 星を紡ぐ子どもたち)』だ。こちらも当ブログで取り上げたが、本作はスマホゲームとしてみれば明らかに異質というか、他のスマホゲームでは得られないゲーム体験ができるという点にとてつもなく大きな価値がある。今回の受賞は私としても納得だし、とても喜ばしい。

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最後に、「最受玩家期待游戏(Most Anticipated Game)」に選出されたのは…『英雄联盟手游』だ。世界中でプレイされているMOBA『League of Legends(以下:LoL)』のスマホ版に当たる。記憶に新しいところで言えば、「LoL World Championship」において中国代表チームがここ2年優勝を果たしているし、今年の決勝戦開催地は上海……なるほど、中国でLoLが盛り上がりを見せる理由としては十分だ。MOBAジャンルでは『王者栄耀』も長らく中国スマホゲーム界の頂点に君臨しているし、スマホ版が受け入れられる土壌は整っている。

 

では私個人にとって印象的だった作品はどれかというと、実はTapTapの表彰タイトルと結構被っている。「ベスト」という言葉を「最も心が震えた(いい意味で鳥肌が立った)」と置き換えればやはり『Sky 星を紡ぐ子どもたち』になるし、スマホゲームらしく「最も日常的に繰り返して遊びたくなる」と置き換えれば『アーチャー伝説』か『王牌战士』か、という選択になる。また、個人的におよそ3年追いかけた『Epic Seven』が無事日本で羽ばたいてくれたことも感慨深い。

kinomukumama0526.hatenablog.com

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以上が昨年の簡単な振り返りとなる。もちろんここで名前を挙げなかった中にも爪痕を残したタイトルはあり、踊り場と称されるスマホゲーム市場でもブレイクスルーにならんとする作品の芽は出ている。後編では今年リリースを控える中で個人的に期待しているタイトルなどについて言及するつもりだ。

 

関連サイト

2019 TapTap 年度游戏大赏

アークナイツ 公式サイト

Sky 星を紡ぐ子どもたち 公式Twitter

『ロストディケイド(苍之纪元)』レビュー ~次なる放置系RPGの期待株は(いい意味で)放置できない?~

昔は暇さえあればゲームで遊んでいたのに、ライフステージの変化につれゲームに費やす時間が確保できなくなりいつしか遊ばなく(遊べなく)なってしまった、という人もいるのではないだろうか。

そのような、今となっては多忙を極める大人に成長した人でも「放置ゲー」と言われるジャンルのスマホゲームは遊びやすい。ゲームを起動していない時でも内部では戦闘などゲームが進行していて、次にログインした時にその結果をまとめて享受できるからだ。「遊んでないのに遊んだことになっている」ので、プレイヤーはしばしば「作業」と揶揄される周回要素から解放され、ゲームの楽しみたい部分に集中して時間をかけることができるのが放置ゲーの魅力だろう。

そんな放置ゲーの新鋭として私が期待しているタイトルがある。それが『ロストディケイド』だ。ファンタジー世界を舞台にしたキャラ収集型放置系RPGで、実は中国では『苍之纪元』というタイトルで2018年の3月下旬にリリースされていた。

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そもそも私はなぜ『ロストディケイド』に期待しているのか。それは『苍之纪元』をプレイした時に「放置ゲーなのに(面白くて)放置できない!」という状態になってしまったからだ。矛盾めいたこの状態こそ、もしかしたら面白い放置ゲームの条件なのかもしれない。

 

放置系RPGらしく、ゲームが始まるとお約束かの如く戦闘に駆り出される。その流れの中でプレイヤーはキャラの強化や装備についてチュートリアルとして学ぶことになる。そうしているといつの間にかプレイヤーランクが上がっていて、複数のコンテンツが開放されているので、今度はそのコンテンツをプレイして…などとやっていると、いきなり「放置ゲーのはずなのにやること盛りだくさんでガッツリ遊んじゃってるんだけど!」という流れにまんまとはまってしまう。

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おそらく『苍之纪元』はバランス感が絶妙なのだろう。特に序盤は「あとちょっと戦力上がったら次のステージいけるな、このコンテンツも遊べるようになるのか」という場面が延々と続くうえに、その「あとちょっと」がキャラを強化するとか装備をいいものに交換する程度の本当にちょっとしたことで済むのでついついプレイを継続してしまうのだ。

だがそうは言ってもさすがにある程度ゲームが進行すると、できることが増えるまでにかかる時間が長くなるので次第に放置ゲーらしさが出てくる。だからやることなくなったなと感じたら堂々とログアウトして放置すればいいのだが、ゲリラ的に開店するお得なショップがあったりするのでログインしてれば何かいいことあるかもと期待して結局放置できないところまでが様式美だ。もちろん放置ゲーと相性のいいチャットもあるので日本版ならゲーム内でダラダラと時間をつぶすのにも困らないだろう。

 

他にもプレイヤーが思わず放置できなくなってしまうような機能がある。例えば競技場だ。他のプレイヤーのパーティと対戦を行いランク上位を目指す機能だが、頻繁にその上位ランカーによるトーナメント戦が開催される。そこで観戦者はリアルタイムで対戦カードのどちらが勝つかを予想して専用のコインをベットし、的中すれば大きなリターンを得ることができる。

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これが夜の1時間の間に数試合開催されるので、全ての勝敗予想を的中させればかなりの報酬が得られるのだ。もちろん報酬欲しさに決勝戦に全額ベットして外せばおじゃんだが、この試合は予想が難しいからスルー!というのも認められているので安心だ。しかし勝敗を見守り、次の対戦カードのチェックもするとなれば、当然放置なんてできるわけもないではないか…!

 

また、一風変わった機能としてラジオ機能がある。…と言ってもなかなか理解しにくいかもしれないが、文字通りゲーム内で誰かが配信しているラジオを聴くことができる。ラジオの配信者が誰なのかは分からなかったのだが、運営側で用意した人物なのだろうか。

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これを日本版『ロストディケイド』に置き換えて考えた場合、パブリッシャーのブシロードといえばグループ会社がインターネットラジオを運営・配信しており、その辺りのノウハウは持っているだろう。ということは、ゲームの出演声優陣がゲーム内でラジオ配信したり…なんてことも可能なんじゃないか?

気になったので公式サイトを確認したところ…

「通信技術が発達したアウロラの世界では、放送局が存在します。ゲーム内ではこの放送局で様々な番組が配信され、皆様の冒険を助けたり、憩いのひと時を提供します。配信時間を確認し、冒険の合間に聞いてみましょう!」

…との記載が!どうやら日本版でもラジオ機能は実装されているようだ。だがちょっと待て、配信時間をチェックしてゲーム内でラジオを聴いて~なんてしていたら、やっぱり放置できないじゃないか!

 

放置系を謳う割には全く放置させる気がないんじゃないかと勘繰ってしまう本作だが、最初から放置できないコンテンツも存在する。放置戦闘で獲得した情報値を消費することで冒険任務に赴くことができるのだが、これは専用のマップでおつかいのような簡素なクエストをこなしていくものだ。放置では進められず、選択肢から実行する行動を選んだりもするので自らの手でプレイする必要がある。とはいえ難易度を下げれば派遣券というスキップチケット的なもので瞬時に終わらせることもでき、手早く済ませたいというニーズにも応えている。

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ギルドもあるしその他にも様々なコンテンツが用意されているのだが、そうなるとマネタイズの幅も広がってくる。その中でもメインになるのはやはりキャラだ。キャラはガチャによって獲得できるが、英雄の証といういわゆる欠片制度を採っており、そのままの姿で獲得できる確率は低めに設定されている。一定数の英雄の証を集めるとキャラに変換でき、その後もキャラの覚醒のたびに一定の英雄の証が必要となる。

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キャラは3人1組でパーティを編成する。編成次第でキャラ同士の組み合わせスキルが発動するケースもあったり、キャラに装着するルーンの組み合わせで特殊なバフが発動したりと育成面でのやりこみ要素も期待できる。そしてここを試行錯誤しようとするとやっぱり放置できなくなるわけだ…。

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本作は間違いなく放置系RPGではあるが、その一方でRPGらしさをちゃんと感じる部分が大いにある。それにプレイヤーが放置したくなくなるような仕組みがちりばめられていて、いい意味でくせものっぽさすら感じてしまう。

出演声優陣を見ても豪華な面々が並んでおり、放置ゲー好きにも、スマホRPG好きにも、声優ファンにも満足してもらえる出来になっているはずだ。

先般、2020年2月にリリースされることが明らかになった。現在事前登録中なので気になった方はチェックしておくといいだろう。

※この記事内容は中国版『苍之纪元』を元に作成しているため、今後リリースされる日本版『ロストディケイド』とは内容が異なる可能性があります。予めご了承ください。

 

関連リンク

『ロストディケイド』公式サイト

『重装上阵』紹介 ~飛行機もロボットも「作れる」メカアクション~

NetEaseは日本で最も成功している中国スマホゲーム企業(スマホゲームだけを扱っているわけではない)と言えるだろう。2017年2月に当時中国本土で大ヒットを飛ばしていた『陰陽師』を引っ提げて日本に本格上陸し、その後『荒野行動』によってその地位を確立した。さらに『Identity Ⅴ(第五人格)』や『ライフアフター(明日之后)』でも着実に結果を残している。これまでのケースでは中国でのリリースから3ヶ月~半年後くらいでいずれのタイトルも日本に持ち込まれている。

 

そんなNetEaseが年明け早々に中国で新作のリリースを予定しているようだ。それが『重装上阵』というメカアクションゲームだ。既に複数回のテストプレイを実施しており、リリースに向けての準備を着々と進めている。

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Steamで配信されている『TerraTech』というタイトルをご存知だろうか。ものすごく端的に言うと、自分でパーツを組み立ててロボや飛行機といったメカを作って探索や戦闘を行うゲームだ。こちらはイギリスのPayload Studiosという開発陣が手掛けているのだが、『重装上阵』はこのPayload Studiosと協力して制作されているようだ。

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こちらは『TerraTech』のスクショ。確かに『重装上阵』にもこのエッセンスがしっかり取り入れられているように感じる

『TerraTech』に比べ、『重装上阵』はPvPをより強く打ち出している。プレイヤーは既定のパーツ数の範囲内で自由に自分が操作するメカを作り出し、それを持ち寄って(あるいは開戦後に0から作る形式で)他のプレイヤーと戦う。チーム対抗での陣取り戦からバトロワモードまで多様な遊び方で楽しめるのがポイントだ。

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まずこのメカ作りが既に楽しい。移動のための脚部やタイヤ、戦闘のための銃器やシールド、相手を妨害するための特殊なパーツまでバリエーションがありカスタマイズの度に心がくすぐられる。ありきたりな表現だが、「自分だけのメカを作って戦う」がちゃんと実現されているのが嬉しい。

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そしてこだわりぬいて作ったメカで戦う。操作感はTPSなので既に慣れているプレイヤーも多いのではないか。動きについては前回のテストプレイ時に撮影したものがあるのでこちらで確認してほしい。

 

現在はテスト中ということもあってプレイヤーが少なかったり、面白さを深めるために調整がまだ必要では?と思う部分もまぁまぁあったりするのだが、遊びの部分の拡張性はかなり高いと感じているし、まだまだこれから面白くなっていくという期待を持たせてくれるタイトルであるのは間違いない。

 

…のだが、このテスト版においてプレイヤーが面白味を見出す部分が、どうやら私が思っていたのとは違ったようだ。私はてっきり、メカを使った新しいTPSとして対戦が盛り上がるものだと思っていた。実際、制作側はPvPに力を入れているわけでもあるし。いや、対戦は対戦でちゃんとプレイされているのだと思う。だがそれ以上にプレイヤー各位はメカ作りを極めようと試行錯誤しているようなのだ。

 

たしかにメカ作りは面白い。なにせ『重装上阵』では各種対戦モードの他に「創造」というメカ作りに特化したとても平和なモードが用意されているくらいだ。そこでは対戦でメカを作る時よりもはるかに多くのパーツを組み合わせてメカを作ることが許されるので、最もポピュラーな戦車型だけではなく二足歩行のロボットや飛行機をも作ることが可能なのだ。しかも推進器(スラスター)のパーツがあるから、それらを実際に飛ばす事すらできてしまう。

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実際に彼らが作り出した渾身の作品を見てみよう。まずは飛行機…いや、ミサイルを搭載しているしもはやこれは戦闘機だ。

www.taptap.com

 

力作を作りし猛者はまだまだいる。飛行機をちょっといじったこちらの作品は…まさしく天から落ちてくる巨大な聖剣ではないかッ!…私はこういった作品を考えたり作ったりすることがとても苦手なのでただただ尊敬や羨望の念を送るばかりだ。

www.taptap.com

 

そしてメカである以上二足歩行型ロボも欠かせない。もう少しパーツの種類やカラーバリエーションがあればどこかで見たことのある「あの機体」だって作ることができる…かも?

www.taptap.com

 

こうして彼らは自慢の作品を作ってはネットに投稿し、それに触発されたプレイヤーが俺も俺もと自らの作品に改良を加えていく。それを眺めているだけでも楽しいし、奇抜なものを作って注目を浴びたいという心理も理解できる。こういった形でここまでコミュニティで話題のネタになるとは予想もしていなかったのだが、ともあれゲームに対してプラスに作用することなので歓迎したい。

 

TapTapによると正式リリースは2020年1月9日を予定しているそうだ。あと1ヶ月でどれだけブラッシュアップできるのだろうかという心配も多少あるが、まぁそこはふたを開けてみてのお楽しみということにしよう。

 

関連リンク

『重装上阵』公式サイト

www.taptap.com

『泡沫冬景(Christmas Tina)』、iOS版が12月20日に中国で配信開始!Android版も12月24日配信予定

以前紹介した『泡沫冬景(Christmas Tina)』のiOS版が12月20日に中国で配信されることが決まったようだ。既に中国App Storeでも予約が開始されている。

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事前登録件数は40万件を超えているとのことだが、同ジャンル(AVG)のタイトルの事前登録件数が10万件を突破しないことも珍しくないことを考えればいかに注目度の高いタイトルかということがわかるだろう。ゲーム内容については以下の記事を参照してほしい。

kinomukumama0526.hatenablog.com

 

有料アプリとして配信され、価格は30元。しかし配信開始から30日間はセール価格として18元で販売されるとのこと。

全33章で構成されており、文字数(中国語)にしておよそ20万文字。想定プレイ時間はおよそ8~10時間ということでなかなかのボリュームになっているようだ。

価格が割引なしの30元だとしても日本円換算で450円ちょっとくらいだろうか…素敵な物語が10時間も楽しめて450円は破格すぎやしないか。

 

またDLCについては現在3つの予定があり、いずれもメインストーリーには影響せずキャラの設定や背景を補完するような内容になるらしい。

なお、Android版についても12月24日の配信が予定されており、中国のプレイヤーにとってはまさに制作陣からのクリスマスプレゼントになることだろう。

 

PC版(Steam)については配信時期と価格ともに未定だという。もちろんアプリの今のところ日本版についても一切情報はないが、今後の続報に期待したいところだ。

 

関連サイト

www.taptap.com

『王牌战士(ACE FORCE)』レビュー ~これは紛れもなく「スマホ版オーバーウォッチ」~

オーバーウォッチ』と言えば、ブリザード・エンターテイメントが開発・運営しているチーム対戦形式で行われるオンラインFPSで、世界中で多くのプレイヤーを抱えている人気作品だ。最近、シリーズ第2弾の『オーバーウォッチ2』が発表され話題になったことも記憶に新しい。

そんな魅力的なゲームが「スマホで遊べる」としたらどうだろうか。実は中国では既に「スマホオーバーウォッチ」とも言うべきタイトルがリリースされている。

 

『王牌战士(ACE FORCE)』(以下:王牌战士)はテンセントが8月13日に中国でリリースしたスマホFPSだ。原則5vs5の形式で行われ、プレイヤーは多様なヒーローの中から1体を選択してチームの勝利のために役割を全うする。そういったゲームシステムでもあることから非Pay to Winタイトルであることを標榜しており、実況映えするタイプなことも相まって非常にe-sports向きなタイトルだ。

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まずはプレイ動画を見てもらいたい。スマホでありながら快適なFPS体験が実現されている。

 ゲームの流れを紹介しよう。プレイヤーは複数のゲームモードから遊びたいものを選択し、ソロまたはチームを組んでマッチング成立を待つ。マッチングが成立したら自分が使用するヒーローを選択する。同一チーム内で同一のヒーローを重複して選択することはできないので、早めに選択するか複数のヒーローの扱いに慣れておくといい。

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全員のヒーローの選択が済んだらいざ試合開始だ。指定の勝利条件達成のために、チームの勝利を目指してプレイヤーは戦いに身を投じる。デフォルトでは画面左でヒーローを移動させ、右で攻撃やスキル発動などを行う一般的なスマホアクションゲームの要領で操作する。もちろん自身が操作しやすいようにボタンの配置や大きさを変更することも可能だ。

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試合をしていれば、当然倒されることもある。その場合はリスポーン地点に戻されるのだが、その際に試合中であっても使用するヒーローを変更することができる。相手チームと一戦交えてみて相性が悪いなと感じたら思い切って違うヒーローを使ってみるのも1つの戦略だ。

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画面中央下の「切換选手」から使用するヒーローを変更できる

そしてどちらかのチームが勝利条件を満たしたら試合終了。リザルト画面ではMVPが表示され、各プレイヤーのキル場面を集めたハイライトが流れる。他のプレイヤーにいいねを送って健闘をたたえ合うこともできる。

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以上が『王牌战士』の基本的な流れになる。試合を繰り返して腕を磨くもよし、気の合う仲間とワイワイ遊ぶもよし、楽しみ方は人それぞれだ。

 

だが、FPSである以上やはり勝利を追い求めたくなるのが人の性ではないだろうか。ということで、勝利のための第一歩として『王牌战士』に登場するヒーローについて考えてみよう。

ヒーローは以下の5つのタイプに分類される。(右は私が使ってみた感想)

①狙击(スナイパー):遠距離から強力な一撃を放ち味方を支援

②重装(タンク):強固な壁性能を武器に前線でチームの盾に

③游击(レンジャー)臨機応変な立ち回りで敵を撃破

④压制(ダメージ):ドローンや地雷の設置や飛行攻撃で戦場をコントロール

⑤突袭(アサシン):透明化や分身などトリッキーな動きで敵を急襲

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それぞれ向き不向きがあるのでおのずと求められる役割が生まれる。『王牌战士』はチーム戦なので、チームが勝つために自分のヒーローでやるべきことをやるという立ち回りをする必要がある。このヒーローはどう運用すればチームに有利にはたらくか、ということを考えるのは本作の永遠のテーマだ。

そして運用を考える上で、「技能」も非常に重要な要素だ。各ヒーローは固有の技能を複数有している。当然1つとして同じものはなく、これにより同タイプのヒーローであっても使用感や運用方法が大きく差別化されている。

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例えば「雪」というヒーローは、味方に向けて回復効果のある矢を放てる。スナイパーでもあるので、後方支援に最適だ

それとは別に、全ヒーロー共通で試合に持ち込める「战备物資」というものもある。使うと一時的に移動速度が上がったり付近の敵の位置を察知できたりする。僅かな反応の遅れが命取りになるFPSだからこそ、有効活用できれば勝率も上がるだろう。

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また各ヒーローには「天賦」という、弾倉容量増加やスキルクールタイム短縮などの強化項目が7つ用意されている。試合で使用したヒーローには熟練度が加算され、その段階に応じて7つの天賦の中から最大4つを指定して試合中に発揮することができる。

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課金云々ではなく「とにかくいっぱい遊べばヒーローも強く使いやすくなる」という形式なので不公平感はないし、天賦のカスタマイズにより同一のヒーローでも運用方法に若干違いが出るのも面白い。

 

そして勝利の追求のためにはもうひとつ、「どんなルールで戦うのか」も知らねばなるまい。

現在、『王牌战士』では以下の4つのゲームモードでランク戦が行われている。いずれも5vs5で戦うのは共通事項だ。

①団体対抗:先に指定されたキル数を達成したチームの勝利

②拠点占領:マップの指定区域の占有率を先に100%にしたチームの勝利

③団体殲滅:先に相手チーム5人全員を倒したチームに1ポイント加算。どちらかのチームが全滅したら第2戦、第3戦と繰り返し、4ポイント先取したチームの勝利

④爆破入侵コイントスで攻撃側と防御側に分かれ、攻撃側はマップの指定された2地点のうちどちらかで爆弾を起爆できれば1ポイント獲得。防御側は制限時間まで起爆を許さないか、設置された爆弾を解除できれば1ポイント獲得。これを繰り返して3ポイント先取したチームの勝利

この4つのモードに基づき、様々なマップで試合を行う。ルールの特性やマップの形状によって特に活躍が見込めるヒーロー(またはその逆)もいるだろうから、試行錯誤していろんな可能性を追究するのもいい。

なおこの他にもランクなどは気にせずに気楽に遊べる変わったゲームモードやバトロワモードなどが現在進行形で続々と追加されており、ゲームモードやマップの今後の拡充にも大いに期待できる。

 

日本では既に『Call of Duty Mobile』が配信された。スマホゲームが世に浸透し、進化を続け、遂にはFPSまで遊べるようになったのだ。昨今はTPSもFPSも当たり前のようにスマホでプレイできているけれど、これ冷静に考えると相当すごいことなんじゃないだろうか…。

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実は昨日のアップデートで1vs4の非対称対戦モードがちょうど実装されたばかりで、まだまだコンテンツとしての幅は広がりそうだ。しばらくはこの刺激たっぷりのFPSライフを堪能することにしよう。

 

関連リンク

『王牌战士』公式サイト

 

『A PROJECT』紹介 ~これはひょっとしたら中国産アトリエシリーズ…?~

中国では数年前から現在に至るまで「日式」などと称される、いわゆる日本風のスマホゲームが数多く開発され続けている。そしてそれらは中国国内にとどまらず日本にもサービス展開し、商業的に成功していると言えるものもかなり増えてきているのが現状だ。

 

そんな中国で、今新たに産声を上げようとしている日式スマホゲームがある。それが『A PROJECT』だ。もちろんこれは正式なタイトル名ではなく、まだコードネームの段階だ。

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最近になってその存在が広く知られるようになったばかりということもありゲームの基本的な情報もまだまだ出揃っていない状態ではあるのだが、どうやらジャンルとしては異世界を冒険するアドベンチャーRPGのようだ。ゲームの雰囲気に触れてもらうために、公式bilibiliアカウントに掲載されているPV第1弾を置いておこう。

 

冒険の舞台となるのはかつての戦いで魔王が消滅した後の世界。魔王の力の残滓はまだ世界に残っていて、依然として人々を困らせていた。いつか魔王が復活するかもしれない、そんな未来が訪れるのを防ぐため、勇者たちは世界各地に次世代の人材を育てる「セオドリック学院」を設立した。だが長く平和な時代が続いたことで人々は魔王の存在を徐々に忘れてしまい、現在では技術研究と冒険者養成が学院の主な目的となっていた。

そんな学院でプレイヤーはある日発生した事故(もしかして異世界転生?)をきっかけに学院長の助手に任命され、パートナー(女生徒?)とともに冒険をすることになる…

というような設定らしい。世界を救っている真っ最中のゲームはよくあれど、その後の世界を舞台にしているのは珍しい。本作のプロデューサーによると、「世界を救うことを主題としているゲームはありふれているし、現実の生活すら痛みを伴うこともあるのになぜゲームの中でも辛い思いをしなきゃいかんのか。俺はただ救う必要のない世界でかわいい女の子と一緒に過ごしたいだけなんだ!(一部意訳)」という考えのようだ。

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戦闘パート。スキルの連携演出シーンもあるようだ

実際ゲーム内では一般的なバトルだけでなく採集や釣りといった生活感のある行動もできるようだし、冒険に疲れたら学院に戻って女の子と戯れればいい。世界を救うなんていう重要な使命は背負わされていないのだから好きなように過ごせばいい、というスタンスに感じられる。

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学院内では愛らしいちびキャラとして動くのだろうか

実は現在初回のテストプレイに参加するためのアンケートが行われているのだが、そこでいつも利用しているゲームハードについてSwitchやPS4などのコンシューマ機を選択するとこれまでに遊んだことのあるゲームとして『アトリエシリーズ』や『ゼノブレイド2』の選択肢が出てくる。確かにゲームのPVやスクショを見る限りは『A PROJECT』もこういったジャンル、雰囲気のゲームという印象だ。

というか、ゲーム内の音楽は『アトリエシリーズ』でも実績のある阿知波大輔さん、柳川和樹さん、矢野達也さんによって制作されているとのこと。…いやもうこれアトリエじゃん…?

もっと言うと、ストーリーはNetEaseの『陰陽師』でシナリオを担当した下村健さんが手がけているそうだ。最近は中国のゲームでも日本のスタッフが関わっていることも全く珍しくはないが、本作もそれに漏れずというところか。無論、現在公開されている3人の女の子のキャラのCVも日本の声優(下地紫野さん、関根瞳さん、石見舞菜香さん)が担当している。

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この緑豊かな大地をどれだけ自由に冒険できるのか、非常に楽しみだ

この記事を書いている間に、近日中にAndroidで少人数を対象とするテストプレイを実施することが告知された。グラフィックも高品質に見えるし、現時点での私の期待度はかなり大きい。2020年には彼女たちとこの世界を自由気ままに冒険し安寧の時を過ごせる日が来るのだろうか。ひとまずは続報を待つことにしよう。

 

 関連リンク

『A PROJECT』公式bilibiliアカウント

『A PROJECT』公式weibo

www.taptap.com