喜の向くままスマホゲームブログ

当ブログは東アジアのスマホゲームについて「喜の向くまま」に書いていくものです。中国関連の話題が多めになると思います。

原神だけじゃない!?個人的に期待している「移動が楽しくなりそう」なスマホゲーム4選

前回の投稿に続き、今回は表題の通り今後リリースを控える中で移動が楽しく感じられそうなスマホゲームを4つ紹介したい。4つのうち3つはオープンワールドを謳っていて、残る1つはおそらく拠点からファストトラベルでフィールドに出向く形式を採用しているのではないかと思うが、いずれもフィールドは作り込まれていて冒険や探索のし甲斐がありそうだと感じている。

 

①诺亚之心(ノアズハート)

テンセントが送り出す、次代の超大型オープンワールドMMORPG。以前別で記事を書いたこともあるのでそちらも参照してほしい。

現在公開されている映像などから受ける印象としては原神と同等以上のスケール感がある。また、従来のMMORPGは職業・クラスといったものにより役割や戦い方にある種の制約があったが、そういったものを打破して新しいMMORPGの体験を提案するという試みにも挑んでいるようだ。

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わざわざ日本語版のトレーラーを用意しているあたり、将来的な日本展開も既に視野に入っている可能性は高い。現時点でリリース時期は不明だが、おそらく来年にはかなりはっきりとしたアナウンスを期待できるだろう。

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②黎明觉醒

こちらもテンセントが放つオープンワールドサバイバルRPG。記載こそないが、おそらくMMOの形態になるのではと思う。これまで『代号:生机』という仮称だったが、ようやく正式タイトルも決まりβテストを実施するなどリリースに向けて着々と準備を進めている。

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ただサバイバルMMORPGというと日本では既にNetEaseの『ライフアフター』がかなり定着しているし、実際木を伐採するなどサバイバルの中で素材を集めてハウジングをしたり、襲ってくるゾンビと戦ったりするといった遊び方は提示されているが、そこにオープンワールドという要素が加わってどれくらいライフアフターと差別化できるのかというのが気になるところだ。もしシームレスなフィールドでPKや探索が同時進行でできるのであれば、移動という要素がもたらす2種類の楽しみが同時に味わえるわけであり、これまでとは一味違った体験ができるのではという期待は抱けるだろう。

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③幻塔

こちらはHotta Studioが開発するオープンワールドゲーム。イラストの感じや遊び方も踏まえると、今回紹介する4タイトルの中では最も原神に近い存在だと認識しているが、原神よりも近代的な世界観の中で冒険を繰り広げることになりそうだ。あくまで個人的な印象だが、どこか『ゼノブレイド』シリーズを彷彿とさせるところがあるようにも思える。

まもなくβテストが開始されるということで、私も申し込んでおいたので運が良ければ当ブログでファーストインプレッションを紹介できるかもしれない。

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離れた足場も空中2段ジャンプで移動できる

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空中から敵に接近して攻撃できるなど、多彩なアクションを楽しめそうだ

④マナシスリフレイン(玛娜希斯回响)

こちらは犬酱组(INUTAN)が開発中の異世界冒険RPG。『A PROJECT』という仮称で存在が公表されていた頃に当ブログでも記事を書いたが、正式タイトルも決まり、さらには日本での配信も決まっているということでチェックしておきたいタイトルだ。

※この原稿を書き終わった後、日本版の公式サイトと公式Twitterが削除されていることに気付いた。もしかしたら日本展開はいったん白紙になったという可能性もあるが、ひとまずTapTapなどで公になっている情報をもとに紹介したい

中国では今夏に「夏期体験入学」と称してβテストが行われていたが、私の環境では参加することができず… 未だその内容を直接確認できたことはないのだが、制作者サイドのコメントを読むに、いくつか気になることもある。

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街の中ではキャラクターはデフォルメされた姿になるようだ

まず、これは前回紹介した時にも記載したことだが、本作ではプレイヤーには世界を救うといったような大仰な使命はなく、平和な世界を女の子たちと穏やかに冒険するスローライフを体験してほしいという思惑があるようだ。そういった理念に基づいて開発されているとすると、例えば他のプレイヤーとの競争のようなコンテンツはなく、プレイヤー各位のペースでじっくり遊べるような設計になっているのかもしれない。また構想としてガチャでキャラを獲得するという仕様から脱却したいという思いもあるようだ。俗にキャラゲーと称されるゲームではキャラ固有のストーリーが用意されていることは珍しくないが、そのストーリーを読むためにはキャラ自体を入手する必要があり、その入手方法が低確率のガチャに限られる、といったこともままある。そこから抜け出して、プレイヤーにはより確実な手段でキャラストーリーを楽しんでほしいということなのだろう。

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以上の4タイトルはおそらくいずれも来年以降のリリースになるだろう。テンセントが開発中の2タイトルはどちらもUnreal Engine4で制作されており、グラフィックの精彩さが際立っている印象だ。『幻塔』と『マナシスリフレイン』は原神と同じく「キャラ(ストーリー)×冒険」という構図になると思われ、幻塔はオープンワールド上のシリアスな世界観の中で冒険を、マナシスリフレインは穏やかな世界観の中で割とのんびりとした冒険を楽しめるのではないか。

原神が注目を集めている今だからこそ、移動が楽しいと思える次のゲームの登場を期待したい。

以下に今回紹介したタイトルのTapTapでの紹介ページをリンクしておいた。中国語なので分からない部分も多いだろうが、動画等でゲームの雰囲気を掴むことくらいは可能なはずだ。気になったタイトルがあればぜひ見てみてほしい。